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日本人は無宗教、とはよく言われる言葉であろうし、自分自身何かの宗教に傾倒しているわけでもない。(ライカは宗教だ、などと揶揄されることはあるけれど)

 

それを良いとか悪いとか、そんな話をするつもりは毛頭ない。

信仰には良い側面も悪い側面もあるのは、人類の歴史を振り返ってみれば言わずもがなである。

 

このシーン、街角にたたずむ托鉢の僧に、街行く人々は目もくれず足早に通り過ぎてゆく。その姿に今の日本人らしさ(宗教観であったり、他人への無関心であったり)を感じずにはいられなかった。